こんにちは。ただハゲているだけのおじさんと思いきや作曲も趣味でやっているhagebeatsです。
よく聞かれる質問があります。
結論からいうと
マジでリコーダーも中学生の音楽の授業以来吹いてないので、リコーダーすら怪しいです。なので楽器を弾いたり吹いたりできなくても、作曲はできます。じゃあ、どうやってやるのか?順を追って紹介します。
既存曲のコピーは創作の原点
そもそも鼻歌の前になんですが、なんかメロディは思いつきますか???鼻歌で作曲するにしても楽器で作曲するにしても、ここは全く原理が一緒で、何かしらオリジナルのメロディがないと、そもそも作曲は難しいです。
と諦めてしまう人も多いことでしょう。なので、まずは完全にオリジナルではなく、既存曲をコピーするところから始めましょう。ぶっちゃけ最初は「カエルの歌」からでいいと思います。
と思うかもしれないのですが、オリジナルは既存曲のコピーの組み合わせからしか生まれません。もちろん、バレるぐらいのコピーをしたらパクリなのですが、多くのアーティストは新しい曲を作り出す際、リファレンスといって自分のイメージしているものに近い曲を何曲が集めてから作曲し始めることも多いです。なので、アーティストは抽象度を高めて既存曲のコピーをするのがうまいだけで、コピーをすることは多くの創作活動の原点と言えます。悪いことじゃないどころかコピーを疎かにしてはいいものは作れません。
というか多くの人はまず、最初まともにコピーすらできないでしょう。コピーって難しいんです。これはコピーをやったことがある人ならわかるはずです。
ということでまずは自分の好きな曲のメロディを鼻歌で音程を外すことなく歌ってみましょう。そこがスタートです。
music memosで録音
鼻歌で音程を外すことなく歌えるようになったら、録音しましょう。パソコンにDAWソフトが入ってる場合、そこで録音しましょう。特に何も持ってない場合は、music memosというアプリがあるので、それで録音しましょう。アンドロイドverがなかった気がするので、その場合はなんでもいいです。
一応music memosのおすすめポイントは指針となるコード進行を教えてくれることなんですよ。コード進行というのは中学校の合唱でピアノでジャーンと弾いてくれてた人がいたと思うんですがアレです。伴奏のことです、簡単に言えば。

あくまでも指針なので100%正しいわけではないと思いますが、ある程度自分の作りたい雰囲気の曲がわかると思うので便利です。
耳コピしなくてもメロディを起こす方法
さて、録音まで終わったら耳コピをしましょう。耳コピというのは、耳で聴いてメロディ等をコピーすることを言います。メロディだけでなく、ドラムやベース、コード、様々な音をコピーすることを耳コピと言います。
って思った方もいらっしゃるかもしれません。僕も最初そう思いました。ですが、ピアノを弾きながら、どの音かがわかればいいので、絶対音感のように一発で聞いて音程の差がわからなくても大丈夫です。ちなみに、絶対音感の人はピアノを弾かなくても、「ふふふ〜ん」の時点でドなのか、レなのかわかる人のことを言います。
はい。ということで、耳コピは自分の頭の中に鳴っている音を形にするには必須テクニックなんですが、これがなかなか難しいんですね。さっき、絶対音感がなくてもいけると言いましたが、絶対音感がないにしても、ピアノを弾きながら、その音がドなのかレなのか判断するのもなかなか難しいことです。ちなみに僕は耳コピができるまでに1年半かかってます。なので、今回は耳コピができなくても、鼻歌で歌ったメロディを起こす方法を紹介したいと思います。
ちなみに耳コピができるようにトレーニングする方法は以下の記事で書きました。
関連記事:メロディを耳コピするための4つのポイント【初心者でもできる作曲のコツ】
ということで耳コピしなくてもできる方法としてはlogic pro xというDAWソフトのflex pitchという機能を使っていきます。マックだったら最初から入っているGarageBandにもこの機能が搭載されていればできます。入ってなかったら申し訳ない。
やる方法は簡単
①Logic pro xを起動
②オーディオファイルを起動
③耳コピで歌った鼻歌を録音
④flex pitchで音声ファイルを分析
⑤音声ファイルをmidiファイルに変換
の5つです。
flex pitchの使い方
③までは録音できる人が多いと思うので割愛します。録音まではなんとか頑張ってください(ここでいきなりの精神論)④から解説します。

8の字の謎の模様をクリックすると、この表示がされるので、flexをオンにします。

そうするとこうなります。

それで8の字の謎の模様の隣をクリックすると、flex pitchというボタンが出てくると思うので、クリックします。

そうなるとこうなります。一応説明しとくと、flex pitchというのは音程を変更することのできる機能です。例えば、半端じゃなく歌が下手なアイドルがいたとします。そういう場合、作曲家の方はどうするかというと、アイドルの方に一生懸命歌ってもらった後にこういったflex pitchの機能を使って、pitch(音程)修正をして、あたかも音程をとって歌えているかのように直すんです。これがflex pitchの元々の使い道です。

話を戻します。8の字の謎の模様の左の方に編集とあるのでそこをクリックし、下の方にスクロールすると、「flex pitchデータからmidiトラックを作成」というボタンがあります。これを押します。

そうするとmidiトラックができます。先ほど言ったように音程を分析する機能なので、これを使えば自分の歌った音程をドレミファソラシドに起こすことができるんです。
最後に
ということで鼻歌で作曲する方法とお伝えしました。というかつい最近まで僕はこうやって作曲してました。最近は耳コピができるようになったので不要になったのですが。ちなみに、鼻歌で作曲する場合は、散歩しながらするといいです。散歩は脳がデフォルトモードになって、頭の中の整理をするモードになるからです。昔のクラシックの作曲家も散歩しながら作曲していたらしいですしね。ワーグナーかベートーベンかショパンだったか(うろ覚え)
じゃ