骨粗しょう症の治療薬、薄毛治療薬への転用で奇跡の治療薬になり得るか?

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こんにちは。かなりの吉報を聞いてワクワクしているhagebeatsです。

タイトルにもある通りなんですが、骨粗しょう症の治療薬が薄毛治療薬に転用できるのではないかというニュースです。概要は以下の通り。

もともと骨粗しょう症の治療薬として開発された薬が、男女を問わず薄毛に悩む人の治療にも効果があることが研究によって明らかになった。

現在、販売されている薄毛治療薬はミノキシジルやフィナステライドなど数種類しかなく、いずれも男性型脱毛の治療を目的にしている。そうした治療薬には効果がないと訴える患者も少なくないし、性的能力や性的欲望の衰えという副作用を伴う場合もある。

幸いにも、英国のマンチェスター大学の最近の研究結果によれば、今後は豊かな頭髪を維持するために性の喜びを犠牲にする必要はなくなるかもしれない。研究チームは、植毛手術を行った患者から採取した毛包に、骨粗しょう症の治療薬として開発された化合物WAY-316606を投与した。

結果は大いに期待の持てるものだった。薄毛の患者の頭皮にこの化合物を投与すると、副作用を起こすことなく、育毛が促進される可能性があるという。

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何がどう吉報なのか、僕は研究者ではないですが、一人のハゲの当事者として語ってみたいと思います。

吉報その1ー副作用がないー

概要にも記しましたが、薄毛治療薬でよく用いられるミノキシジルやフィナステリドというのは、様々な副作用を伴います。気だるさであったり、呼吸困難であったり、概要にある性欲減退は、AGA治療を1年間やってみて僕自身も経験しました。

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もちろん、n=1のデータで個人差がありますが、少なからず副作用があるのは事実です。しかし、AGA治療自体は、従来の薄毛の対策として挙げられるカツラや育毛剤、植毛、ヘアアートメイク等と比べると、様々なメリットがあります。実際に自分の髪が頭皮から生える(植毛やカツラとの違い)、育毛剤は髪を生やすだけだが、AGAの治療の場合、髪が生える薬と抜け毛を防ぐ薬の併用でより効果的に生やすことができる(育毛剤)、実際に髪が生えた場合、坊主以外の髪型の選択肢が取れるなどです。

副作用があったとしてもAGA治療を選択する人が少なくないのも頷けますよね。だからこそ、今回の骨粗しょう症の治療薬の薄毛治療薬への転用が副作用がなくできるのであれば、本当にすごいなと思うわけです。でも、そんな奇跡がなぜ発見されたのか、なぜ、副作用がないのかまでは調べられていないので、誰か知っていたら教えてください。

吉報その2ーマウスではない臨床研究ー

僕自身は2020年現在27歳で20歳の2013年頃からハゲていて、その頃からこういった薄毛ニュースには敏感になっていったわけです。その薄毛ニュースの中でここ数年で一番のビッグニュースは山中教授のips細胞で毛包細胞が作れるというニュースでした。以下研究論文のイントロダクションです。記事リンクも貼っておくので興味ある方はどうぞ。

国内の再生医療を取り巻く環境は山中教授のiPS 細胞の発見によるノーベル賞受賞以降,国政レベルで大きく推進に舵が取られ,ここ数年の隆盛は目を見張るものがある.2000年初頭の第一次の再生医療ブームの際には基盤的な研究の積み重ねの段階であったものが,応用をみすえた具体的な適用レベルに進みつつある.われわれが取り組む毛髪再生の分野も,臨床応用が実現すれば,薄毛・脱毛の細胞治療という,社会的意義においても,また市場的にも,大変魅力的な新たな先端医療の領域拡大に繋がると考えられる.注目を集める再生医療であるが,研究がここまで進展するうえではヒト組織が継続的に提供される仕組み作り,倫理面からの配慮や個人情報の管理など,関係者の地道な取り組みに支えられてきた部分が大きい.本編では毛髪再生の科学メカニズムに触れつつ,臨床応用に向けた周辺の取り組みについて,医師および細胞加工の受託を請け負う企業,それぞれの立場から概説したい.

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ぶっちゃけ何がすごかったかというと、「毛は100%作れる」っていう話なんですよね。どのぐらいのコストがかかるかはわからないですが、これは本当に偉大なことだと思います。それは毛に限らず、iPS細胞で作れるその他の臓器に対しても同様だと思います。

しかし、問題はいつ実用化されるのかという話です。この論文が2016年に出されたものですが、ハゲのニュースを日々目にしていて思うのは、「マウス」では毛が生えた事例があっても、「人間」の肌で毛が生えた臨床研究の事例ってものすごく少ない、っていうかないんです。なぜかって、人間に対しての臨床研究ってシンプルにハードルが高いからだろうなというのは、素人の僕の想像力でもわかります。

ただ、今回の研究本当に素晴らしい点は、マウスではなく、人間の頭皮で生えたという点なんです。

ほかの多くの頭髪研究はまだ細胞培養の段階で、マウスを使った実験でも結果は得られていないのに対し、実際の人間の頭皮で行ったこの臨床試験の結果はずばぬけて有望なものである、と博士は述べている。

最後に

吉報ばかり言ってきましたが、最後にバッドニュースを言っておくと、このマンチェスター大学の研究論文自体は2018年にでたものらしいんですね。つまり何が言いたいのかというと、研究ってすぐすぐに進まないってことなんです。そして、実用化なんてまたさらに遥か遠い未来かもしれない。でも、画期的な研究結果であることに間違いないと思うので、新しい身体に優しい治療薬ができたらいいなと思うばかりです。

じゃ。


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