こんにちは。hagebeatsです。
きょうこんなニュースがありました。
【ムネリン「自律神経の病気」】ソフトバンクの川崎宗則が退団を発表。チームは再契約を望ん
だが、体調不良で調整が進まなかったという。「自律神経の病気にもなり、体を動かすのを拒絶するように」と本人がコメント。 https://t.co/07GHzoeuWE— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2018年3月26日
川崎選手の引退。野球はほとんど観ないんですが、川崎選手がメジャーリーグのインタビューで英語で必死に伝えようとしている姿からアメリカでもそのキャラクターが愛されていたのは、youtubeか何かで観て印象に残っています。
そんな川崎選手の引退。ああ、悲しいなと思って、次のニュースに行く前に僕の目を留めたのは、その理由でした。体の不調もあったものの、自律神経の病気にも苛まれていたと。 今日は「自律神経の病気」というワードでツイッターでトレンド入りするほど、川崎選手の引退そのものよりも、自律神経の病気に注目が集まっていました。普段、自律神経失調症や精神疾患を「甘えだクズだ」と言ってるゴミどもがムネリンに対しては手のひら返してるの見ると、世間の自律神経失調症や精神疾患への病気持ちの人への処遇はまだまだなんだなと思います。そして、そんな病気を持つ身としてはただただ悲しいです。
— box(ぼっくす) (@ref_rain4) 2018年3月26日
自律神経の病気がトレンド入りか。自律神経失調症とかパニック障害とか、いわゆる神経系がやられる病気は本当にキツイ 自分もなる前は「甘え理論」の人だったんだけど、いざなってみると精神論とかそんな次元の病気じゃなかったわ 週4でインフルに掛かったみたいな倦怠感と動悸が襲ってくるんだぜ… — クロ@ガジェットブロガー (@QooChannel) 2018年3月26日
ざあっと、ツイッターを見ていると多く呟かれていたのは、「自律神経の病気は当事者にしかその辛さが理解されておらず、患ったことのない人にはその辛さがわからない」というものでした。
ああ、なるほどな、やっぱそうなのかとすごく共感してしまったのは、僕自身も自律神経の病気にかかったことがあるからです。総称として、自律神経失調症というようですが、やはり僕自身が自律神経失調症にかかった時も周りに理解されなかった。
「気怠さや頭痛が起こるのは、社会人として体調管理ができてない!!!」
とか
「仮病なんじゃね???」
とか
「だるいのは甘えだ!」
とか・・・。
病気にかかったことがない健康な人ほど、体調管理について真摯に向き合う必要はないので、そのように思ってしまうかもしれません。
僕自身、そのように言われても、病気がかかったことがない健康な人を責める気にはなれなかったのが正直なところです。なぜなら、当事者ではないから。よく仕事で「当事者意識を持って仕事をしろ!」と言われていましたが、実際のところ、当事者意識を持つには、当事者になることが不可欠のように思います。
すごく残酷ですが、自分の実体験や何かしらの情報から抽象化して、多種類の具体的事象との共通点を見いだせる優秀な人ではない限り、当事者ではないのに、当事者意識を持つことは不可能です。だからこそ、当事者ではない人が当事者意識を無理に持つ必要はないのかなと思います。
ああ、残酷。でも、これが事実。
だから僕も自分の自律神経失調症の体験をブログに綴ることは別に必要もないと感じていたし、そこまで細かくは書いていなかったのです。でも、ムネリンのニュースを受けて、僕と同じく自律神経失調症を患ったことがあって、理解されないのが辛いっていうツイートがかなり多かったので、僕もインターネットの隅っこにあるこのブログに漂着してしまった人たちのために、自分の体験談を書いてみます。
念のため、最初に言っておきますが、医療的な観点で書いたものではなく、あくまで素人視点の僕の体験談なので、医師の指示にしたがって、自律神経失調症の方は治療した方がいいです。ただ、僕がこうして書いているのは、医者とのコミュニケーションも非常に重要で、どの症状を伝えれば医者に自分の状況が理解されるのかもなかなか難儀なことであるということも含んでいるからです。
頭痛との闘い
僕が一番悩まされた、というか現在進行形で悩まされ続けているのが頭痛です。どういう時に頭痛が発生するかというと、
朝起きた時、
あまり眠れなかった時、
低気圧が襲ってきた時。
偏頭痛持ちでもなかったのに、頭痛が頻発するようになったんですね、急ではなく、徐々に。
自分のSOSに気づくべきでしたが、その時はスルーしてしまって仕事をしていました。バカだったな。ある時から毎朝頭痛が出るようになり、よく服用していた頓服薬のカロナールを飲んでも頭痛が少しも治らず、これはおかしいとさすがに気づき、近くの病院に行きました。
といった感じの流れで処方されたのがリーゼという薬。初めて処方された精神安定剤。ついに俺も精神疾患を患ってしまったのか?と当時は落ち込みながらも、リーゼ服用したら効果抜群。マジかよ、一瞬で引いたよ頭痛が・・・。効果テキメンすぎて、安堵よりも不安が襲ってきました。
「俺、精神疾患なんじゃね???」
僕の予想は合っていて、この2ヶ月後に精神疾患である双極性障害(躁鬱病とも言われます。)二型の傾向があると大学病院で医師から告げられます。(まだ診断まではされていません。)
双極性障害とは、名前の通り、すげーテンションが高い状態とテンションが低い状態が交互に訪れる病気です。僕の場合、ずっとテンションの高い状態が続いていて(アドレナリンがで続けているみたいな感じです。)、知らないうちに不眠症状に陥っていました。
ここで出てくるのが自律神経なのですが、不眠症状になると本来朝起きて夜寝るという人間の体内時計が狂い始めるので、自律神経の調子が悪くなります。その結果、自律神経の調子が悪くなると、血の巡りも悪くなり、頭痛が起き始めるというメカニズムです。(ざっくりいうとね。)
いまは、デパケンというテンションぶち上がらないようにする薬を飲んでいるので、不眠症状も落ち着き、頭痛も少ないですが、当時は毎朝ずっと頭痛が起きてましたからね。頭痛頻発していたら仕事もままならない。マジで辛かった。
あとは低気圧に弱くなるんですよ。これも気圧の関係で血の巡りが悪くなるのかなんだかわからないですが、雨の降る前日とか雪降った日とか最悪です。もはや頭痛来たら明日雨だわ!と予報できるぐらい、低気圧に敏感に反応してしまいます。だから最近、低気圧が来た段階で半ば諦めてますね。「雨くるから、頑張るのはやめよう」みたいな感じで
余談ですが、低気圧がくるときは、頭痛〜るというアプリで通知してくれるオススメです。自律神経失調症の人には必須アプリです。いますぐダウンロードだ!(アフィリエイトリンクとかではないです。)
しかも、薬を服用したからと言って、一旦、自律神経失調症になってしまうと、直すのが難しい。薬服用したら一発で治る訳ではないですからね。むしろ、ずっとケアし続けてないと、また自律神経を壊してしまいます。
関連記事:台風で気圧の低い日に自律神経が狂ってしまう人にオススメの3つの対策法教えます!
熱気溢れるライブ会場での悪寒
はい。次です。前の頭痛の段階で、「やばいな」と思っていたのですが、確実に「これは病気だ」と思った出来事があります。
その日はDJでした。ちなみにこんな感じでDJやってます。
閑話休題。で、その日はライブの合間にいい感じのBGMをかけるDJ役だったんですがDJ終わって、落ち着いてライブでも見ようかなと思ったんですが、寒気が止まらなかったんですよ。
笑いましたよ。だって、人が大勢いる熱気ムンムンのライブ会場ですよ。寒いわけがない。11月のはじめでしたが、別に特段寒い訳ではなかったし、薄着をしていた訳でもなかった。
とりあえず、トイレ行って、用を足して戻ってきました。
・・・
まだ寒気がくるんだが・・・
ずっとおしっこした後のぶるってなる奴が10分置きにくるんだが・・・・
これ、やばくないか?
悪寒です。医療用語では、戦慄悪寒というっぽいです。(違ったらごめんなさい)これも自律神経による症状のようです・・・というか誰かも言っていましたけど、自律神経狂うと、だいたいの体のメカニズムが狂うので、原因は自律神経の不調ですじゃなくて、もう少し根っこの原因を考えてあげたほうがいいです。何かしらの原因があって、自律神経が狂って、頭痛とか悪寒とかが絵出ているはずなので・・・
朝の10時まで眠れない
当事者じゃないとわからないシリーズでナンバーワンを獲得するであろう「不眠」
はいはい。わかりますよ。僕もむしろそっち側でした。「寝れない」なんて不調じゃない、精神的甘えだと。でもね、スマホを見ている訳ではないのに、頭の中で考えが溢れ続けていて、朝の10時まで眠れない日々が1週間続いてみてください。
不眠は病気だ
と考えが変わるはずです。適度に体を動かして疲れれば眠れるとかそんな次元ではないです。むしろ、僕の場合、疲れるというかストレスを過剰にかけすぎると、集中を切らすことができなくなって眠れなくなります。
マジで不眠症状を治すのに3ヶ月ぐらいかかりました。たぶん、僕は相当早いほうだと思います。薬をちゃんと服用することはもちろん、不眠症状を治すために、糖質の摂取を控え、食生活を野菜中心の生活にして、インスリンの過剰分泌を抑えて、昼間に眠気が来ないようにしたり、朝方日光を浴びるようにして、セロトニンの分泌を促し、体内時計の調節をしました。
上で小難しい話をしましたが、なんとなく「健康的な生活をしよう」という考え方をしていては治らないと思ったので、生理学とか生物とか(高校以来でしたが・・・)自分で勉強しました。論理的に突き詰めて、どうすれば不眠症状をなくせるのか、日々体の反応とにらめっこでした。
きょうは何時に起きて・・・何を食べて・・・いつ、薬を飲んで・・・みたいな細かい自分のスケジュールについても記録を取っていって、どうしたらよく寝付けるのか考え続けていました。
電車で過呼吸
気づいたら5000字も書いているよ・・・それだけ自律神経失調症と向き合い続けているということです。というかここまで読んでくださっている方(もし、いたら・・・)ありがとうございます。これでラストです。
これが自律神経と関係あるのかわからないですが、僕はいま、結構電車に乗ると、過呼吸になってしまうみたいな症状が続いています。いわゆるパニック障害というやつですね。自律神経乱れると、過呼吸にもなるってどっかに書いてあったので、一応記しておきます。
不眠症状も割と落ち着いてきたぐらいの段階から、人混みに行くことや電車に乗ることが無理になっていきました。おそらく不特定多数の音に囲まれるとダメっぽいです。DJやってる僕としては結構救いで、一定の音しか流れず、暗くて誰がいるのかわからないクラブはむしろ落ち着きます。これでクラブ行くのもダメになっていたら、人生やばかったかもな。
ちなみに、電車乗ったり、人混みに行くと、十中八九過呼吸になったり、異常な発汗をしたりします。こないだとかDJするクラブについたら、下に着ていたTシャツがぐっしょりに濡れていて、クラブの暗い中でもバーテンさんに指摘されるほど濡れていました。
パニック障害については頓服薬はあるんですが、まだ原因が不明の病なので、これを飲み続ければ治るみたいな薬はないんですね。有名な人だと星野源さんとか堂本剛さんが過去にパニック障害を患っているので、ラジオや記事で話している対処法を参考にして治療してはいますが・・・
最後に
はい。ということで終わりです。いかがでしたでしょうか?結構細かく書いたので、エグい内容になった部分もあるかと思います。ま、そのぐらい自律神経失調症は大変だよっていうことでした。
自律神経失調症で大変な人の少しでも救いになれば嬉しいです。
じゃ。