こんにちは。最近、自信を失ったhagebeatsです。初っ端から暗い話でさーせん。なんかね、仕事で自分的には
って思っていたことができなかったんですよね。26歳にもなって恥ずかしい誤算です。別に根拠なき自信に溢れていた訳ではないんですが、思っていたよりその仕事が苦手だった。想定外だった。やっぱ根拠なき自信に溢れてたのか・・・いまも反省ばかりが頭の中をぐるぐるしてしまっていたんですが、そんな時に思い出したのが、ワンピースのジンベエの名言。
無意識と気づき
どんな壁も超えられると思っていた自信
疑うこともなかった己の強さ
それを無情に打ち砕く手も足も出ぬ敵の数々
この海での道しるべだった兄
なくしたものは多かろう世界という巨大な壁を前に 次々と目の前を覆われておる
それでは一向に前は見えん 後悔と自責の闇に飲み込まれておる今は辛かろうがルフィー。 それらを押し殺せ。
失ったものばかり数えるな
ないものはない
お前にまだ残っておるものはなんじゃ?
これは、白ヒゲ海賊団VS海軍の頂上決戦の末、エースを目の前で喪ったルフィが心身ともに疲弊していた時にジンベエが諭した時のセリフ。
ほっぺたならちぎれるほどつねった
と言い、泣き叫ぶルフィ。まだエースが死んだという現実を受け止めきれず、地面に拳を叩きつけながらやり場の無い怒りを露わにするルフィ。自分には救えると思っていたエースを失い、自信を失った。文字通り自分を信じることができないのは、自分足らしめていた何かを失ったからだ。恐ろしいことに自分足らしめている何かを意識の中からだけで模索するのは難しい。
それは物語の中でも随所に見られる。まず、ルフィは周りの人間をどんどん味方にしていく自分の1番の能力を自分自身理解していない。この話は頂上決戦で、ミホークが放った言葉だ。頂上決戦でかつては敵だった、クロコダイルさえも味方につけた。しかし、ルフィが計算高いタイプではないことは読者であれば誰もが知っているだろう。それはエースを救いたいという率直な思いが引き寄せた結果であることが頂上決戦から見て取れる。それは無意識だ。
また覇王色の覇気だってそうだ。自分ではもともと気づけず、冥王レイリーに指摘されて初めて自分のものにした。
言ってしまえば、ルフィがシャンクスから麦わら帽子を授かったのも、ルフィの潜在意識の中にある何かが、ゴールドロジャーが遺した言葉「この海で一番自由な奴が海賊王だ」を導き出したのかもしれない。潜在意識にあるDの意志を呼び覚ましたと言ってもいいかもしれない。
いずれにしてもルフィは知らないのだ。つまり、自分足らしめている何かは、周りの人の中の意識にある。ミホークの気づき、レイリーの提案、シャンクスの次の時代への賭け。そのどれもが、ルフィなしには起こり得なかった言動だ。何より、ルフィがジンベエに
お前にまだ残っておるものはなんじゃ?
と問いた後に
仲間がいるよ。
と泣きじゃくりながら話します。ゾロ、ナミ、ウソップ、サンジ、チョッパー、ロビン、フランキー、ブルック。麦わら海賊団の仲間が船長であるルフィをルフィ足らしめていると言っても過言ではない。いつもそばにいるから当たり前にいた仲間。
どうすれば海賊王になれるのか?
その後は皆さんも知っての通り、それぞれが2年間の修行を経て、シャボンディ諸島に集まることを誓います。ワンピースで一番おもしろいと思うのは個人の物理的な強さをルフィの意志によって跳ね返すことがあることです。これはもはや覇王色の覇気があるかどうかという問題ではなく、意志が強い。どう行動するか?これはもはやスキルじゃないんですよね。ゴムゴムの実や覇気を纏ったギアフォースはあくまでもスキル。その後もジンベエやローを味方にしていくルフィの意志こそが最大の武器なんですよね。綺麗事のようで、実際のところルフィの意志が仲間を突き動かしていることが多い。
そして意志を持ち続けるためには自信が必要なんですよね。最初の話に戻りますが、無意識の中にある意志をどう活用できるかが漫画だけではなく僕らが生きている実社会でも一番重要なんだとワンピースは教えてくれている気がします。
小手先のことをやってもしょうがないし、自分にしかないと思うものをやって結果を見るしかない。誰にだってできそうなことをやるな。自分に何があるのか考えろ。自分が目指す海の中で自分は何になりたいのか。何をしたいのか。その意志こそが重要なんです。
という真面目はお話でした。単行本はワンピース60巻にジンベエの名言が載っているので読みたい方はぜひ。
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じゃ。