こんにちは。hagebeatsです。
突然ですが、
あなたには彼氏もしくは彼女はいますか?または夫や妻がいますか?
ハゲビーツの読者は男性が多いでしょうから、彼女や妻がいるというあなたに聞きます。
定期的にセックスしてますか?
人がセックスをしたくない理由は様々。別にセックスをしないことは悪いことはではないと僕も思う。仕事は日々の生活費を稼ぐために大事だし、一人の時間が僕も欲しい。何よりセックスは手段であって、他にもハグするや一緒に食事を共にするなど様々な愛情表現がある。何もセックスに固執する必要はないんじゃないかと。
そんな僕を含めた男性諸君にオススメしたいマンガがこちら。
旦那のセックスレスに悩むとがめさん
そもそも僕は、女性でセックスレスを悩んでいるという人がいることを知らなかった。今回のマンガの主人公でもあり、著者でもあるとがめさんは、女性でセックスレスに悩む人です。
物語はそろそろ子供が欲しいね!と義母に言われるところからスタートする。ところが
夫にセックスを拒否される。
なんで?と聞くと
などなど言い訳のオンパレード。
その言い訳に対して、必死に改善しようとするとがめさん。
でも来る日来る日も言い訳する夫。
このマンガは言ってしまえばそのループ。
そのループからどう抜け出していくのか、とがめさんの葛藤を自身が面白おかしく描いた作品です。
僕自身はさっきも言った通り、セックスレスという悩みについてそこまで詳しくはないですが、主人公のとがめさんのその時その時のエピソードがめちゃくちゃ具体的なので、セックスレスに関してまったく知識がなくても物語に入り込みやすいマンガでした。
何よりとがめさんが非常に内省的なので、とがめさんの心のノリツッコミのキレが冴え渡っている。最初から最後まで描かれる内容自体は切実だし、当事者がみたら辛いものもあるかもしれませんが、とがめさんのノリツッコミで読みやすさが爆上がりしている。
ネガティブなことに対してもポジティブに捉え、時には落ち込みつつも解決策をすぐに実行していく、とがめさんの姿勢はセックスレスに限らず、様々なコンプレックスに向き合う際の姿勢に応用できるのではないでしょうか?マジで当事者意識の塊のような人であることはマンガを読めばわかるでしょう。絶対この人現実逃避しないんだろうなと。じゃなきゃ思い出すのさえ辛いであろう過去をこんな作品に昇華することはできない
なので、メッセージ性の強いマンガというよりはセキララに語ったマンガだと思います。
そのため、物語では客観的に分析する視点はないのですが、読んでいて気になる箇所が何点かあったので、そこを掘り下げていきたいと思います。
幼少期の愛着がなかったのでは?
主人公のとがめさんは幼少期の愛着がなかったのではないかと思います。マンガの途中で親がいつも喧嘩していたエピソードが紹介されます。そのエピソードはそこまで深掘りされてませんが、そこから察するに親に対して甘えたりすることを我慢してしまった結果、大人になって欲が爆発してしまった可能性はあるかなと思いました。
言葉を選ばずに言うと、とがめさんはやや性依存的なのかもしれないと思いました。
夫と似通ったコンプレックス
言い訳の天才である夫。
奥さんである主人公のとがめさんを妖精さん呼ばわりやぬいぐるみのように扱っていることからも現実からの逃避欲が強かったのかなと思います。
途中、30万使ってしまって、しかもその使い先は不明というエピソードが紹介されます。そこも深くは掘り下げされませんが、散財欲があるところからも、セックスにまったく興味のない夫は対称的に描かれているようで、その根本原因は主人公に似通ったものを感じます。
最後に
何よりこれは決して珍しいことではない。誰に起きてもおかしくない。いや、相方に何度言っても伝わらないの方が正しいのか。それほど根深い。それが本作の1番のメッセージなんじゃないかと。