SSSS.GRIDMAN最終回の俺の解釈【ネタバレ多少あり】

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こんにちは。SSSS.GRIDMANの最終話の余韻が離れないhagebeatsです。どうにもこうにも自分で最終話を消化できないと思っていた。こんな疑問があったからだ。

hagebeats
どうやってアカネを救うんだ?

そんな僕の気持ちを代弁してくれた記事があったので紹介がてら噛み砕いていこうと思う。

参照記事:SSSS.GRIDMANのテーマは友情じゃない – 山奥ニートの日記

創作への賛歌

僕は『SSSS.GRIDMAN』のテーマは「創作への賛歌」だと思います。

創作への賛歌はしばしば美化されがちだ。創作できることは素晴らしいだの何だの言われがちだが、根底にある創作への動機は残酷だ。先天的な心の病、家庭内不和、いじめ・・・上げ始めたらキリがない。それらを美化して「つくることはいいこと」と大人が言うのは余りにも無責任だと僕は思う。

悪意に満ちた孤独な少女「アカネ」が怪獣を作り出す。本来、創作とはこういうものだ。そして、度々創作が天才にしかできないと言われるのも事実だ。自分の悪意を素直に受け止め、怪獣という形にすることは多くの人にはできない。紛れもなくアカネは天才だ。本気で他者を殺そうとしている。人は本気で自分の邪魔な他者を殺せるほど悪意はない。ほとんどの人が善意によって創作の動機を殺される。

『SSSS.GRIDMAN』は一見「友達は大事」だというメッセージなようで、実はその逆で「友達がいなくても、君は独りじゃない」と言っているんじゃないでしょうか。

そして、孤独を救うために創作はある。自分との対話の時間を心ゆくまで楽しむために創作はある。自分で作ったものとの対話によって自分を心ゆくまで慰めていく。そのためにフィクションは必要

「独りじゃない。いつの日も、どこまでも」

これがアニメのコピーだ。その通り。独りじゃない。アカネの周りには「友達」ではなく、その手で作り出された怪獣がデスクの上に散財されている。そしてその根源となるアイデアは部屋の棚の中にびっしりと並べられている。決して独りじゃない。

フィクションのような現実、現実のようなフィクション。その狭間で僕らはいま、苦しんでいるんじゃないだろうか?誰もがフィクションの中では生きたくない。現実を生きたいはずだ。だから、現実逃避するようにフィクションを作っていくはずだ。アカネだってそうだ。現実で叶えられなかったことは、想像できる。そして、フィクションは未来になる。そう信じてみんな夢見てるはずだ。

覚・醒と覚醒

でも、最終話ラスト30秒に差し掛かるところで最終話のタイトル「覚醒」が差し込まれる。そして最後、夢から現実世界で目が醒めるアカネ。まさにここから物語が始まるかのような展開だ。いや、その通りだ。このGRIDMANの物語が単なるアカネの夢に過ぎないのなら、アカネの長い長い夜は明けたばかりなのだ。「エンドロールの先にも世界は続きます」とはそういうメッセージなのだと思う。

最終話だけ点がないのは、ある種対立構造がなくなったからなのではないかと思いました。いままでは、無意識の中のグリッドマンと自分の悪意によって作り出される怪獣の対立でした。ところが、対立構造が消えた最終話でアカネは現実世界に戻ります。グリッドマンという正義ですら、自分の中にある意識なのではないかということを示唆する。つまり、同一化を果たしたという意味合いなのではないかと捉えました。ゆえに最終話のタイトルは、アカネが目覚める直前に出るのだと思います。

信頼に足り得ない語り手

誰も一人の人間の夢だとは思わなかったはずだ。

現実にある街が何かしらの方法で侵されてしまい、それを取り戻すSFかと思ったら、これじゃまるでただの夢。誰にだって普遍にあることじゃないかっていう結論になってしまう訳です。

ただ、これはアカネの中のフィクションな訳ですけど、僕らはミスリードされたのかもしれないとも思いました。フィクションの修辞学という本では、信頼に足り得ない語り手によってミスリードされるという作り方がありますが、まさにアカネの無意識下において存在していた夢の中のアカネ、つまりは自我はすごく脆い存在がゆえ、ミスリードされた。

イメージしにくい人に言っておくと、信頼に足り得ない語り手によってミスリードされる事例としてはデヴィッドフィンチャーの映画「ファイトクラブ」なんかが有名。ネタバレになるのでこれ以上は言わないが。

最後に

余談ですが、ストイック高校さんの「UNION」のカバーが最高です


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某テレビ局のバイトのストレスで22歳にしてハゲる→ハゲた経験を活かしブログ始めました。現在25歳。ハゲ以外は作曲かDJのこと書いてる雑記。ユーチューバーもやってます。
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