頭皮のニキビが痛い!ヤバイ状態、原因と治療方法解説します!


頭皮にできたニキビ、痛いと気になって困りますよね。

実は、痛いニキビは炎症を起こしている可能性があり、専門家による治療が必要なこともあります。 

今回は、どのような時に病院に行った方が良いか、そもそもどうして頭皮に痛いニキビができるのか、また効果的な治療法について解説します。 

原因を正しく理解してケアすると、効果の持続も期待できるので、ぜひ参考にしてください。 

痛い頭皮のニキビ、ヤバイ状態 こんな時は専門家のいる病院にいこう!

 
 

① 痛みが強い、熱が出るなどの症状があれば重症

 
 まず初めに、できるだけ早く専門家に診てもらった方が良い状態を説明しておきます。

 痛みがあるニキビは、炎症を起こしている可能性があります。炎症とは、私たちの体内に侵入してきた病原体に対し、人体が起こす戦いのことです。主な症状に痛みや腫れがあります。

 ですので、我慢できないほど痛みが強い時、また熱が出ている時は、ニキビができている場所の炎症がひどくなっている可能性があることを意味します。

 緊急で病院に行く必要はありませんが、早めに皮膚科の先生に診てもらって、専門的な治療を始めた方が良いと言えます。

 

② 自分でできる方法で良くならない時は専門家に相談しよう

 
 これから説明する治療法は、どれも自宅でできるものです。

 でもどの方法を試しても十分によくならない、また逆に悪化して日常生活に支障をきたしてしまうような場合も炎症がひどくなっている可能性があります。

 ニキビの原因菌を殺す機能を持つ抗生物質のほか、炎症を抑える薬を使う必要があるので、皮膚科の先生に診てもらうことをお勧めします。

 なお、ニキビは医学用語で「尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)」と呼びます。日本の皮膚科の先生たちが集まる「日本皮膚科学会」では、最新の医学情報を分析し、「尋常性痤瘡治療ガイドライン*」を2017年に発表しています。
関連リンク:「尋常性痤瘡治療ガイドライン*」

 このガイドラインでは、炎症を起こしているニキビには、抗生物質の入った塗り薬や飲み薬を使用することが強く推奨されています。ですので、やはりニキビで我慢をしないといけないほど痛みが出てきてる時は、早めに皮膚科の先生に診てもらいましょう。
  

痛い頭皮のニキビ、まずニキビができる原因を知ろう

 
 ニキビができる経過は、次の通りです。
 1. まず皮脂が増えると、皮脂が毛穴を塞ぎ、いわゆる白ニキビの状態になります。
 2. そこに細菌(アクネ菌)が皮脂などを栄養にして増えます。
 3. 増えたアクネ菌に対して炎症が起こります。
 4. 炎症になると、ニキビは赤く腫れ、痛みが起こります。

 つまり痛みがあるニキビは、炎症を起こしたニキビと同じことだと言えます。

痛い頭皮のニキビ〜頭皮はニキビができやすい

 頭皮と体の他の場所の皮膚を比較すると、頭皮には次の2つの大きな特徴があります。

 1. 皮脂を分泌する皮脂腺が多く、皮脂量が多い
 2. 毛が密集しているため、乾きにくい

 このような特徴があるために、頭皮ではアクネ菌が増殖しやすくなります。つまり頭皮は身体の他の部位に比べると、ニキビができやすい場所だと言えます。

 でも皮脂の量や髪の毛の量は、簡単に調節できるものではありません。そこで自宅で対応できることに注目し、ニキビの原因を3つ紹介します。

 

痛い頭皮のニキビ 原因① バランスの悪い食事

 
 チョコレートの食べ過ぎがニキビの原因になる、と昔から言われていましたね。

 食べ物とニキビの悪化の関係については、これまで複数の国で多くの調査が行われています。

 ミルク、チーズやヨーグルトなどの乳製品の取りすぎ、チョコレートなどのお菓子類の食べ過ぎと、ニキビの悪化が関係している可能性は十分にあります。ただし現時点で集められた調査結果をみる限り、確実に判断できるデータはなく、明確な答えは出ていません。
 
 この他、グリセミック指数が高い食べ物もニキビを悪化させることが、最近の複数の研究の結果から指摘されています。グリセミック指数は、食後に血糖値をあげる度合いで決められていますが、白米、白パン、ジャガイモなどが指数の高い食品になります。
関連リンク:Diet and acne update: carbohydrates emerge as the main culprit

 また逆に、魚や野菜、果物の摂取量が少ないことも、ニキビを増やす要因として可能性が指摘されています。

 これらの結果をまとめると、特定の食事がニキビの悪化に影響しているという明確な科学的根拠は十分に揃っていません。ただ一つ言えることは、バランスの悪い食事がニキビの悪化と関係しているということです。

 

痛い頭皮のニキビ 原因② ストレスや生活環境の変化

 ストレスや不規則な生活がニキビを悪化させることも、昔から言われていたことです。

 ストレスとニキビの悪化の関係についても、少数ですが研究があります。

 例えば2017年に北欧の111人の成人に対して行われた研究では、精神的ストレスへの暴露がニキビの増加と有意に関係していました。特にライフスタイルの変化が、最も強いストレスとなっていました。
関連リンク:Factors affecting the course and severity of adult acne. Observational cohort study

 ストレスや生活環境の変化は、なかなか自分でコントロールすることが難しいかもしれませんが、頭皮を守るためには対策を立てた方が良いと言えるでしょう。

 

痛い頭皮のニキビ 原因③ 適切な頭皮のケアができていない

 
 増えた皮脂によって毛穴が塞がれることがニキビの始まりでしたので、頭皮を清潔に保つことが重要になります。

 またニキビができてしまった頭皮は、健康な状態の頭皮に比べて刺激に敏感になっています。したがって刺激から頭皮を守るため、ある程度皮膚のバリアを保つ必要もあります。つまり保湿も必要になります。

 ただしシャンプーを頻回にしすぎると、敏感な頭皮の保湿ができなくなってしまいます。失われた皮脂を補うために、皮脂がより多く分泌されてしまうことも起こりえます。逆に何日も頭を洗わないでいると、皮脂が増えて毛穴が塞がれてしまいます。

 この他、頭皮に爪を立てて洗うと、頭皮が傷ついてしまい感染の原因にもなります。

 さらに長期間洗っていない枕カバー、頭を締め付けてしまう帽子やヘルメットも、頭皮の衛生状態を保つことができず、ニキビを作ってしまう原因となってしまいます。

 頭皮を清潔に保つことは、頭皮をニキビから守るだけでなく、薄毛の対策にもなりますので、しっかりと対策を立てたいところです。

痛い頭皮のニキビ、どうすればいい?効果あるケアを継続する工夫も解説!

 
 

① 食事と生活習慣を見直す

 
 「尋常性痤瘡治療ガイドライン」では、特定の食品を制限することは推奨されていません。重要なことは、バランスの取れた食事を心がけることになります。

 ただ、バランスの取れた食事が良いと言われても、どうすれば良いのでしょうか?

 基本的には「主食、主菜(おかず)、副菜(野菜など)」を毎回食べることがおすすめです。外食が中心になると、どうしても副菜が少なくなってしまいますので、サラダを1つつけるなど、工夫をしてみましょう。

 どうしても毎回の食事で「主食、主菜、副菜」を揃えることが難しいようであれば、1日から数日間で食べる食事内容で調整しても良いでしょう。ある食事で副菜が少なければ、別の食事で副菜を主に食べるようにすれば、トータルで調整ができます。

 また食べる時も急激な血糖値の上昇を避けるためには、野菜やおかずから先に食べると良いと言われています。

 なお、特定のビタミン剤の摂取も有効性が証明されていません。ガイドラインでは、ビタミン剤の内服を否定はしていませんが、推奨もしていません。野菜に加えてビタミンを豊富に含む果物を加えることで対応するのが良いでしょう。

 生活習慣については、ストレスの軽減と規則正しい生活が基本になります。

 なかでも良質な睡眠を確保することは、ストレスの軽減や食生活の改善にも効果があると言われていますので、一番意識したいところです。

 良質な睡眠のためには、夜遅くまでコンピューターやスマホの画面をみ続けない、寝室を快適な環境に整える、カフェインを就寝5時間前は摂取しない、就寝1時間ほど前に入浴する、などが効果的な方法として知られています。

 

② 頭皮ケアを見直す:適切なシャンプーの方法

 
 頭皮を適切な状態に戻す必要があります。

 「尋常性痤瘡治療ガイドライン」では、顔にできたニキビに対して、1日2回の洗顔が推奨されています。ただこれは科学的根拠があるわけではなく、合理的に考えて効果があると考えられた結果、回数も含めて推奨されています。

 したがって、頭皮のケアについても明確な根拠はありませんが、最低1日に1回、適切に頭皮ケアを目的にシャンプーするのが良いと思います。

 シャンプーの際、重要なポイントは3点です。
 1. 洗うときは爪を立てないで、指の腹を用いて優しく洗う
    2. 先に髪の毛を十分濡らし、シャンプーも手のひらで泡立ててから洗う
    3. シャンプー時間の3倍くらいの時間を目安に洗い流す

 この3つのポイントを実践することで、頭皮を傷付けず、かつ頭皮を清潔な状態に保つことが可能になります。ただし頭皮にシャンプーが残ってしまうと、皮膚を刺激することになり、また菌の温床にもなり兼ねませんので、意識して洗い流しましょう。

 また髪の毛の長い人は、髪の毛をしっかりと乾かしましょう。頭皮が湿った状態が長く続くと、菌が増える原因にもなるからです。
 
 この他、枕カバーを毎週1回は洗濯する、頭を締め付ける帽子やヘルメットの着用は最小限にするなどもできることです。枕カバーを毎週洗うのは面倒かもしれませんが、枕カバーの上からタオルを巻いて枕を使うようにしておくと、タオルを洗うだけでよくなるので、少しは面倒ではなくなるのではないでしょうか?

 

③ 薬用シャンプーを使う:お勧め3選

 
 日本の成人女性を対象に行った調査によると、ユーカリエキスの入った保湿ジェルをスキンケアに併用することで、敏感肌にできた顔面ニキビが改善したそうです。
関連リンク:Efficacy of the combined use of a facial cleanser and moisturizers for the care of mild acne patients with sensitive skin

 ユーカリエキスは、シオネールという抗菌作用を持つ成分が含まれているので、炎症を抑える効果が期待できます。また血行促進作用により、皮膚の新陳代謝が改善する効果が期待できます。

 また緑茶などに含まれるカテキンにも、同様に殺菌作用、抗炎症作用があります。
 
 そこでシャンプーを選ぶ際には、オイリー肌用の洗浄効果の高いものに注目するだけでなく、ユーカリエキスや緑茶エキスを含む、保湿効果の高いものを選ぶと良いでしょう。

 

スカルプD 薬用シャンプー ストロングオイリー 超脂性肌用

 男性シャンプーのシェア11年連続No.1の人気商品。頭皮のベタつき具合で、「脂性肌用」と「超脂性肌用」が選べます。ユーカリエキスが含まれています。

   

サクセス薬用シャンプー

 素早い泡立ちと洗浄力に定評のある商品です。頭皮を健康に保つ成分もたくさん含まれているので、これ1つで十分ですね。ユーカリエキスが含まれています。

 

MARO 薬用 デオスカルプシャンプー

緑茶だけでなく、保湿成分に優れた4つの伝承ハーブが含まれたシャンプーです。

 

④ 市販の薬用クリームを使う:成分を見て選ぼう

  「尋常性痤瘡治療ガイドライン」での推奨度は高くありませんが、「イブプロフェンピコノールクリーム」の使用が、選択肢の一つとして推奨されています。

  これはガイドラインに挙げられている薬剤のなかで、処方箋がなくても買うことができる薬で、炎症を抑える成分が含まれています。以下にイブプロフェンピコノールが含まれているニキビ用クリームを紹介しておきます。

  メンソレータムアクネス25メディカルクリーム(ロート製薬)
  ペアアクネクリームW(ライオン株式会社)
  サンクトリートアクネ(協和薬品工業株式会社)
  モアファインアクネ(協和薬品工業株式会社)
  アポスティークリーム(ゼリア新薬工業株式会社)
  フレッシングアクネクリーム(久光製薬株式会社))
  エバユースにきび薬(第一三共ヘルスケア株式会社)
  イハダアクネキュアクリーム(資生堂薬品)

 このクリームを朝の外出前と夜就寝前、清潔な状態にした頭皮に塗るのが効果的です。

効果あるケアを継続するために

 色々と対応法を説明しましたが、全てを一気に取り組むことは難しいかもしれません。

 効果のあるケアを継続するためには、具体的な小さいステップから始めると良いと言われています。

 もし食事内容と生活習慣を改善したいと思うなら、まずは片方だけに取り組みます。例えば、食事内容を改善するため、野菜を多くとることを決めたとします。でも単に「野菜を多くとる」とするより、「一日1回は野菜サラダを一皿食べる」などのように、具体的で数字を含めた目標を決めるのです。

 小さい具体的目標は、クリアしやすく、簡単に継続できます。ぜひ、取り組んでみてください。
 

まとめ

 
頭皮のニキビは、抜け毛の原因となるばかりでなく、悪化すると頭皮の炎症を起こし、薄毛の原因となります。

頭皮を正しくケアすることは、頭皮のニキビの治療や予防になるだけでなく、大切な髪の毛を守ることにもつながります。

正しく原因を理解し、正しく対処できるようにしましょう。


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